わたしの終わり

覚醒と悟りの言葉

【時系列 花岡修平】プロローグ

不思議に思ったことはない?


人ってやつは、いや、命もつもの全てが、

必ず死を免れないのに、

にもかかわらず、生まれてくる。


まるで死ぬために生まれてくるように。


どうせ死ぬのであるなら、生まれる必然がどこにあるだろうか?


そりゃまあ、そこそこ楽しさや、幸福感や、望ましい何かを見つけるだろう。

でも、どうしたって、人生には程度の差はあれ、克服しがたい苦悩がつきまとう。


生まれて、苦楽を味わい、そして死ぬ?

その後はどうなる?

だからと言って、それに何の意味がある?

最後には自分がどうなっちゃうのかさえ、

予測がつかない


考えても誰にも解らないであろうその事の意味が、


ある日、


あっ! ああっ! ああああああああっ!って

わかる日が訪れる。


いや、訪れてしまった。。。。!


その経緯と、そこから解っていった事を、

ここに記しておこうと思った。


もちろん、全く個人的な事で、

全て、わたしの世界で起こった、誰にも関わりのない事。


でもこれを、もしかしたら必要としている誰かがいて、

こっそり覗くかも知れない。


こういう事が起こると、このような素晴らしい至福の味わいを、

誰にでも分け与えたくなる。


だけどそんな事をしてはいけないのは判っている。


なぜって、

これは得た人が誰かに与えるものじゃない。

どうしたって、誰だって自分の源泉からしか得られないものだから。


でも、こっそり覗いて何事もなかったように帰っていくなら、

いいかも知れない。

それは、いいのかも知れない。



 2012-02-24

 

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