わたしの終わり

覚醒と悟りの言葉

願望が妨げです 花岡修平 「真我が目覚める時」

◎Hさんからいただいた記事です。

 

願望が妨げです

 

願望を達成しようと思い為すうちは、真我に気づく事はありません。
願望とは、欲と恐れの巧妙な囁きであり、コントロールです。
心の中は、失う恐れ、離せない執着、満たしてもなお満たそうとする欲、
隠している意地悪な部分、制御できない怒り、慢心、虚栄、嘘、
様々なファクターが、ひっきり無しに波紋を起こします。

見たくもない自分の、知らないふりをしている自分のそれらが、
欲を満たすため、恐れをなだめるため、虚栄を喜ばせるために、願望を作り出します。

それが瞬時も休まず、自我に引き戻そうとしているのです。

悟りを得たい、達成したい、ひとかどの者になりたい、・・・を、捨てなさい!と言ってるのです。

それらは願望に他ならず、悟りを阻害する自我の催眠暗示です。

一息いれて、

悟れてもいいし、悟れなくてもいいし、自分に調度いい歩幅で歩いて行こう、
それを欲しいなんて思わない、与えられる時は与えられるんだから、
それよりも、与えられるにふさわしい自分を造って行こう、
ただ、純粋な、悟りへの憧れだけはこの胸にしっかりと持って、
そうやって、欲張らない自分、愛せる自分、受け入れられる自分に成長しよう。

そう思ってみませんか?

リラックスして、

心を穏やかにして、

世界のあらゆる存在と自分は、一切離れていない。
だから同時に存在している。
先に生まれた者も、遅れて生まれた者も、
この「今」、この一瞬に、同時に存在している。
この「ひとつ」に全部在る。

そう思ってみませんか?

なにから抜きん出ようとしているのでしょうか。

あらゆる物を、下に見たいのでしょうか。

いいんですよ。あなたがあなたのままで。

何かになろうなんて、思わずに、そのままでいてください。

力まずに、眉間に力を入れたりしないで、

力を抜いて感覚してください。
静かに味わってください。

神の愛があるから、存在しているんです。

あなたが在る。
それだけで、愛の中に浸りきっているんです。
それだから、あなたが在るんです。
いつだって、神の愛に、抱かれているんです。

その有り難さを味わってください。

全部が愛です。

恐れも、欲も、あなたの自我という小さな部分が作り出しているイタズラです。
その小さな部分に、あなたが巨大だと思っている宇宙があるのです。
小さなものに捉われないでください。
宇宙の小さな銀河や、小さな星雲や、小さな星団がどれだけのものでしょう。
あなたが包んでいるそれらの点が、どれほどのものでしょう。

全ては愛なのです。
あなたはそれなのです。

その喜びを感覚してください。

恐れも、欲も、手放したってどうって事ありません。
恐れを手放す恐れを、恐れが恐れているだけです。
欲を手放す恐れの故に、恐れが欲を奮い立たせているだけです。
全部、自分が作り出している幻覚です。

そんなもの、どうだっていいのです。

愛の中に在るのですから。
愛に守られているのですから。

現象世界の事など、取るに足らない事です。

あなたが愛であるからには、あとは何がどうであろうと、どうでもいいのです。

成る必要はありません。
達成するべき何もありません。

神とあなたは、完全に合致しています。

その当たり前に気づいてほしいのです。

穏やかでいて、
それに溶け込んでください。

なにも心配いりません。

保身を離れてください。

そうしたところで、あなたに死が訪れる事はありません。

愛によってその身も守られています。

寿命までは生きられ、寿命を超えては生きられません。

愛の中にただ在る。その幸せを、平安を味わってください。

わたしの幸せは、あなたがそれになる事です。


2012-04-30