わたしの終わり

覚醒と悟りの言葉

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【時系列 花岡修平】蟻の触角

かつてのわたしは、常に独り言をつぶやく口を頭に埋め込んでいた。そうやって、これは土だ、土くれだと、ブツブツ喋り続けていた。ある日、頭の口を塞いでいると、その口が、蟻の触角に変わった。そして今は、土くれの僅かな粒子の隙間にある蜜を、触角で注…

【時系列 花岡修平】不思議な思い込み

あなたが認識する全てはあなたの中で展開されているのです。日常のささいな出来事も、宇宙の壮大な運行も、あなたの意識の中に起こっている事です。「わたし」という主体が現れ、自他を分離しているだけなのです。「わたし」という思いが分離を際立たせてい…

【時系列 花岡修平】「わたし」と母の関係

「わたし」に対する「わたし」の理解は立場によって異なります。「わたし」に完全に陥り、そこで「わたし」を観察する理解。その「わたし」とは何処か違う立場で「わたし」を観察する理解。この二つの観察の違いがわかるでしょうか。慣れ親しんできた自我の…

【時系列 花岡修平】神酔い

今までは。神に逢いたいと思っていました。でも今は、神の方から呼びかけてくれます。かつては次々と現れる試練、その辛さに、やり場のない怒りに、ただ耐えて、普通の人を装っていました。絶対誰にも、この辛さを打ち明ける事などしませんでした。ため息の…

【時系列 花岡修平】わかる・・・の現れ方

ひと度この内側に気付き、これを忘れないでいるなら、あるいは忘れる事が度々あるとしても、都度すぐに内側に向き直るよう努め、日常を送るなら。木々の梢の間から、ちらちらと木漏れさす朝日のように、智慧、明知が、時折現れ来る。ふっとした瞬間、何気な…

【時系列 花岡修平】自由意志はあると思ってもいい、しかし

自由意志について過去に質問がございましたので、重複しますが置いておきます。自由意志は、「わたし」の立場で言われる事です。そのように感覚するようにできているというだけの事です。そうであるから、事実、「わたし」の自由意志はあるのです。常識に従…

【時系列 花岡修平】信じるから宗教闘争が起こってしまう

キリストの教え、イスラムの教え、ヒンドゥーの教え、よくよく見てみれば結局は同じものを目指していると言えます。それなのに、宗教を旗印に争うのは何故でしょう。もしもイエス、ムハンマド、クリシュナが三者会談をしたとして、そこに争いは生じません。…

【時系列 花岡修平】「わたし」についての洞察

現実世界のあらゆるものが、内なる真我によって現れ来ています。我々はマーヤ(幻想作用)によって自我意識を展開し、そこに世界を見ています。見ているから、見ている主体の「わたし」を思うのです。見ているから、見られている客体の「彼」というものを分…

【時系列 花岡修平】初心者にとってのハートを感覚するためのアプローチ

ハートを感覚できないのは、真実の愛を知らないからです。真実の愛、それはハートから溢れ出るものです。それは胸の部位に感覚されます。初心者にとってのハートを感覚するためのアプローチがあります。我々は五つの感覚器官が満たされるとき、まあ、ある程…

【時系列 花岡修平】ほんとうの幸せは、神が与えてくれる

このブログタイトルは、「真我が目覚めるとき」としてみました。しかし、目覚めの完全型、あるいは完成とかがどうであるのかは未だわかっていません。それだから自分は目覚めた・・・と思い為し、自らにも他にも、わたしは目覚めたなどと主張する事はしませ…

【時系列 花岡修平】記事・パンチャ・シーラ(五戒)への質問

前回の記事、パンチャ・シーラ(五戒)について、質問を頂きましたのでお答えします。この記事については、何かしら質問が来るだろうなって、ある意味期待していたところもありました。きっとみなさん、うんうん、どうなんだ?って頷いてアーナンダさんの核…

【時系列 花岡修平】パンチャ・シーラ(五戒)

どのような宗教にも戒律というものがあります。組織ですし、団体ですし、ある程度しょうがないと言えば言えるでしょう。仏教界ではこの戒律、日本でも外国でも実に細かく定められており、300以上とも500以上とも言われています。これは教化のために必…

【時系列 花岡修平】過去世について

人はその本性を悟り完成に至るなら、自らの過去世を思い出す。と言うようなニュアンスで仏典に記されています。仏陀を慕い、集まった弟子たちが彼の指導により人を遠ざけて独り山中で修行(?)する三ヶ月、あるいは三年、(仏典においては三という数は特別…

【時系列 花岡修平】「わたし」という笹舟

なんて言いますか、自分で書いていて思うのですが。しかも、書いている途中で思うのですが。わたしのブログは、ちょっと説教じみているなあ・・・って。これって読み手にしてみれば、反感をかうのかも知れないなあって。読まれる方には申し訳なく思うのです…

【時系列 花岡修平】癌・あるいは進行性の重篤な病

ある人には突然このような事が起こります。つまり、どうにも死を覚悟しなければならない病。しかも、余命数ヶ月、数週間という差し迫った状況に置かれる時、人は耐えられない恐怖に駆られるに違いありません。やりたかった事、描く将来、希望のかけらも見い…

【時系列 花岡修平】ダグラス・ハーディング

最近、ダグラス・ハーディングの「頭のない方法」についてよく聞かれます。全く意味が解らないと言うのです。これを実験的に理解するには、意識でサーチできるか、フォーカスできるかに係っているかと思われます。フォーカスを固定するという手法で使われる…

【時系列 花岡修平】罰当たり?(その3)

これからわたしは、なんとも罰当たりな事を語ろうとしています。たぶん、宗教界、その組織からも信者さんからも怒られるかも知れません。言わなければ言わないでもいい事なんですけどね。でも、人の気づきは何がきっかけで始まるかわかりません。わたしは人…

【時系列 花岡修平】罰当たり?(その2)

罰当たり・・・たぶん、もったいない行為に対しての戒めという意味で使われる言葉なのでしょう。食べ物を粗末にする。自然の恵みを無駄にする。そのような事に対して、我々は、なにかこう、後ろめたさのようなものを感じるのです。それはきっと、「本当は、…

【時系列 花岡修平】罰当たり?(その1)

「ばち」あるいは「ばつ」と読みますね。因果による報い、悪行による結果を指して言うのでしょう。さて、神というものが在るとして、我々はそれを知らず、様々な愚行をして生きていて、それに対して罰など当てる神は在るのでしょうか?いやいや、神は決して…

【時系列 花岡修平】啓示によって人は準備を促される

今日も質問の答えです。答えになっているかどうかは、・・・どうなんでしょうね。ただ、このように知らされたから、このように答えます。 【質問者IK】できるなら教えていただきたい。 花岡さん,はじめまして 不躾ですがお尋ねしたい事があります。ご容赦…

【時系列 花岡修平】【補遺】明け渡しの方法についての質問

これも下記の記事のコメント欄にあった問答。おそらく、あまり読む人はいないだろうと考え、独立した記事にしてみた。 shikoutoshi.hatenablog.jp 【読者K】明け渡しの方法(というのもおかしな話だと思うのですが)について質問させてください。花岡さんは…

【時系列 花岡修平】【補遺】人を許すことはどうしてこんなに難しいのか?

これは下記の記事のコメント欄にあった問答。おそらく、あまり読む人はいないだろうと考え、独立した記事にしてみた。 shikoutoshi.hatenablog.jp 【読者K】 花岡さん、こんばんわ。連日の質問恐縮なのですが、お時間をつくっていただけたときにご回答いただ…

【時系列 花岡修平】変容のビフォー・アフター

さて、ビフォー・アフター、その違いについての質問ですが、問われましたので感じているままを申し上げます。 質問はこちらです。 【読者MMM】不躾な質問ですが 花岡さん、いつも記事ありがとうございます。 不躾な質問になるかとは思いますが、もしよろしけ…

【時系列 花岡修平】あの日の夜

断じて言います。わたしは今日まで、悟りを得たい、開きたいなどと、一度も思った事はありません。これは嘘偽りなく、そのとおりであって、覚醒などという言葉さえ知りませんでした。ただ、仏教界においては「悟り」というものがあり、それはゴータマ仏陀に…

【時系列 花岡修平】パーソナル障害と、自我と、悟り

ご質問を頂きましたので、お答えというより、見解を申し上げます 【質問者K】 私は自分の自我というものに全く自信がなく、というか明らかにそれが未成熟なことは知っているので、自分に都合よく「悟りということと自我がどうあるかということは関係がない…

【時系列 花岡修平】偶像崇拝

名称で呼ばれ、あるいは形を有するものは実体ではありません。それはただ自我意識に現れた幻に過ぎません。それらはいずれ朽ち果て、別の名称で呼ばれるものに変化して行きます。恒久に永劫にそのまま有るという質のものではないのです。そのようなものを用…

【時系列 花岡修平】虐め(いじめ)について

ほんとうは誰も、お互いを認め合い、助け合って仲良く生きていくのが普通の生き方だと判っているし、そうしたいとも思っているに違いないでしょう。それでも、人は人を、あるいは他の生き物を身体的、精神的に追い込み、苦痛を与えたくなるのです。誰でもそ…

【時系列 花岡修平】暑中お見舞い申し上げます

介護の為とはいえ、ブログ更新を休止しておりますことをお詫び申し上げます。休止中にも関わらず、たくさんの方が訪問してくださっている事に、感謝致します。連日猛暑が続きますが、皆様もお体を大切に、お過ごしください。身体は自分そのものではなく、た…

風来坊さんへの返信:期待・予期/「明け渡し」を手放す/「わたし」の正体 etc

風来坊さんという方から下記の記事に次のようなコメントをいただきました。 shikoutoshi.hatenablog.jp 風来坊 >みなさん。>いい加減、このマインドの罠に気づいてください。 とりあえず『気づく』とこまではできてるんですよね〜。その先がなかなか(-_-;)…

【時系列 花岡修平】お知らせ

読者皆様におかれましては、いつも閲覧頂きまして、心より御礼申し上げます。まことに勝手ながら、ブログ更新を数か月休止致します。認知症の母の介護に厳しい季節がやってまいりました。認知症の他に、心臓の肥大、パーキンソンと、いろいろ患っております…