わたしの終わり

覚醒と悟りの言葉

【時系列 花岡修平】質問への答え(Tさんへ)恐れについて

> 恐れを手放すと言う事が上手く出来ません。 
よいアドバイスがあったら参考にしたいのですが、よろしくお願い致します。


恐れ・・・それは「生きる」という、自我が主張する存在理由に引き戻すための作用です。

我々は何に対して恐れるのでしょう。
失う事に対して恐れるのです。
何を失う事に恐れているのでしょう。
命です。

それから分岐して、ありとあらゆる失うものへの恐怖を思います。

好きな人、親兄弟や子、思い出、地位、名誉、羨望、不動産や、大好きなお金や、
それらは生きる希望であり、失う恐れの対象です。

生きる希望というのは、いつでも安定していて、できるなら優位に立っていたいという、想い。
それが不思議な事に、積極的に思おうとしなくても、事あるごとに顔を出します。

マインドはそのようにして、あなたをいつも自我に引き戻し、縛り付けるのです。

それはもう、つまらないような事でさえ、コントロールしようとします。
例えば、病院で注射される痛みの恐怖や、
ありもしない幽霊を見る恐怖や、
体が不調だけどドクターにどんな病名を宣告されるか怖いから病院行かないだとか、
だけど病院行かないと手遅れになるかも知れないという恐怖や、
もうこうなったら無限ループです。

でも、それがあるから、人間は死を免れようと、避けようとします。
生きるためには、必要な基本作用です。

しかしながら、同時にそれは苦痛でもあります。
先行きがわからない不安、恐怖が、運ばれていく定めに逆らおうとします。
だから努力します。頑張ります。結局疲れて、病んで、苦悩します。

マインドはそうやって、自我に執着させようとしています。
でも、よく考えてみれば、

ありもしない事に対して恐れているのです。

執着がそうさせます。
それによる妄想がそうさせます。

「いま」に生きてないからです。

過去の記憶をいつもまさぐり、恐怖の種を見つけます。
そうして、ありもしない未来という妄想に咲かせます。
過去にこれが起きたから未来にも起こるだろうと決めつけます。

「いま」に生きることが大事です。

過去は存在しません。 それは記憶にすぎません。
時間というのは存在しません。
今があるだけです。
いつだって、今が、この瞬間次々に現れている今の連続で、永遠の今です。
今、満足できるなら、次の瞬間の今も、満足の今です。

そのように、運ばれます。
命は、そのように運ばれるから、運命と言われます。
だれが運ぶのでしょう?
源泉です。
神のみこころが運ぶのです。
そのように、すでに、あなたの物語はデザインされているのです。

今、そのように納得できるなら、物語のあらすじは、瞬間に書き換えられ、
宇宙の運行も、それに整合されるように、絶え間ない構築と消去が行われているんです。
かつての曲り曲がった道が、まっすぐに辻褄が合うようにマッチングされます。

キリストが言う「あなたの道をまっすぐにせよ」とは、その事です。

信頼し、まかせればいいのです。
そして現れる今を、絶対的に受け入れる事です。
恐怖しようが、しまいが、そのようにしか運ばれません。
だれも、それに自分の意志で逆らえません。

なら、まかせましょう。

まかせてしまえば、もう後は、神の責任です。
責任とってもらいましょう。

神は責任とってくれます。
だから、信頼し、感謝し、愛してください。

死さえ妄想なのです。
だれも死にません。

それでも、恐怖をほっとけない?

繰り返しますね。

恐れは、思い込みによる妄想です。
どうであれ、みこころが運ぶようにしか運ばれません。
それで大丈夫ですから、神を信頼し、まかせきり、愛してください。
マインドの暗示に騙されないでください。
あなたは、いつだって完璧です。

 

 

2012-03-29
  

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